茶の湯の四季

四季折々の茶の湯 ~季節の移ろいを楽しむ~

  • 初釜

    年が明けると社中揃って濃茶をいただき、お祝膳を囲んで新年を祝います

    新しい年を迎えた喜びを軸や茶碗など道具の取り合わせに込めて、
    これからの一年の健康と社中全員の繁栄を祈ります
    お祝膳には心尽くしの点心を盛り込み、お雑煮も並びます

    初春を寿ぐ和やかな中にも凛とした空気がお茶室に流れます

  • 初風炉

    五月になると炉を閉め、道具畳に風炉を据えて清々しい初夏のお茶を楽しみます
    竹篭に入れた草花が涼を添えます

    風炉の中に入れた灰を一文字にキリリと押さえ、
    使う炭も炉の時のものに比べて小振りになります

    茶席でいただく主菓子も葛のものや浮島がおいしく感じられる季節です

  • 名残り

    10月に入ると茶室に風炉を据えてお茶をする季節も最終盤。
    朝夕冷え込むようになる中旬には風炉の位置を客寄りに移し
    「中置」に設え(しつらえ)ます。

    花は草花の残花や時期によっては草紅葉や菊類など
    秋らしい風情の花を焼き物や竹の花入にすっと入れると
    この時期らしい雰囲気が出ます。

    月に因んで兎の入った道具や武蔵野など月の入った絵付けの茶碗などを
    よく取り合わせます。

  • 炉開き

    11月はお茶のお正月とも呼ばれるほどちょっと特別な月です。

    11月上旬、立冬の頃を目安に閉めていた炉を開けます。
    炭を洗ったり濡れ灰を作ったり、9月頃からこの炉開きのために準備を進めています。
    炉の中に入れる灰の準備が整ったら、いよいよ炉壇を整えて釜を掛けます。

    5月から6月にかけて摘み取られ茶壷の中で寝かされていた新茶が、炉開きが近くなると満を持して挽きあげられお店に並びます。